
「日本で生まれた医療の原点」指圧
「指圧の心母心」 「圧せば命の泉湧く」 は昭和42年(1967年) 浪越徳治郎先生がNETテレビの桂小金治アフタヌーンショウに出演したのがきっかけとなって、「指圧教室」が番組として企画され、佐藤治夫担当ディレクターのアドバイスを受け浪越先生自作自演の振り付けで視聴者に向けて放ったスローガンです。
テレビの反響は大きく、視聴率の上昇によって番組は3年間も継続延長され、全国津々浦々にこのスローガンは電波を通じて浸透しました。
指圧は浪越徳治郎先生が少年時代、医者も居ない、薬もない北海道の辺境の地で難病(多発性関節リューマチ)に苦しむ母の痛みを和らげようと、日夜母親の全身を真心込めて「さすったり」「おさえたり」して看病している中で会得した治療法です。従って、あんまの「揉捏法(じゅうねつほう)」とは本質的に異なり、指圧は「持続圧」を特長とした圧すことであります。
「診断即治療」の原点と云われる所以はここにあります。わが国で公認されている手技療法の中で、唯一日本で生まれたのが「指圧」であり、今や世界各国に
“SHIATSU” として普及し、台湾、ハワイ、バンクーバー等海外支部が誕生しています。また、海外で活躍する日本人指圧師も年々増加しています。
このような、すぐれた「指圧」のすばらしさや指圧の醍醐味を共有する指圧師の集団が日本指圧協会です。浪越指圧の本流を継承しつつ会員相互の切磋琢磨による研鑽と技術の向上や親睦をはかり、相互信頼と協力をモットーに団結して、地域社会の人々の健康増進に貢献し「指圧道」の発展に寄与すべく活動を展開しています。
自然を受け入れ、自然のリズムに順応してゆく、指圧の根底に流れる「母心」の思想は、これからも時代を超え、国境を越えて世界に拡がりつづけてゆきます。もっとも自然に近い方法で心と体を癒し、整え治療する。
指圧が私たち人間にもたらしてくれる実りは、これからも益々大きくなってゆくものと確信しております。 |